2012年05月28日
5月度住宅ローン金利ランキング発表
SUUMOと住宅系シンクタンク・オイコスは共同で、5月の住宅ローン金利ランキングを発表された、都市銀行や信託銀行、ネット銀行など主要11銀行の住宅ローンを対象に、独自に調査・分析されたものです(2012年5月10日現在)。
■変動金利は“変動なし”。トップと9位との差は0.5%
変動金利は各行とも4月から変動がなく、ランキングにも変化はなかった。トップ3行のうち2行はネット系の銀行だ。都市銀行は4行とも引き下げ後金利が0.875%で横並びの4位となっている。
1位の三井住友信託銀行と9位の三菱UFJ信託銀行はともに信託銀行だが、金利には0.5%の開きがある。仮に3000万円を35年返済で借りたとすると、三井住友信託銀行の場合の毎月返済額は8万1523円、三菱UFJ信託銀行の場合は8万8490円となり、その差は6967円。もし35年間ずっと金利が変わらなければ、トータルでは292万6140円の差になる計算だ。
もっとも、三井住友信託銀行は金利引き下げ幅に段階が設けられており、引き下げ幅が最も小さい1.40%の場合は適用金利が1.075%にアップする。自分がどの金利で借りられるかは銀行の審査次第なので、油断禁物だ。
■10年固定は各行が店頭金利を引き下げ、4行が0.5%を下回る
10年固定は各行とも店頭金利を0.1%程度引き下げたため、適用金利もダウンした。4月は三菱東京UFJ銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行4行が横並びで1位だったが、5月はこのうち店頭金利の引き下げ幅が0.05%と小さかった三菱UFJ信託銀行が5位にランクダウン。代わって店頭金利が3%を切った住信SBIネット銀行が4位に浮上している。その結果、上位4行が1.5%を切る水準となった。
ランキングの顔ぶれを見ると、多くが当初期間引き下げタイプとなっているが、みずほ銀行とソニー銀行のみずっと引き下げ幅が変わらない全期間引き下げタイプだ。当初期間引き下げタイプを採用している銀行については、固定期間後(11年目以降)の金利引き下げ幅にバラつきがある。期間後の引き下げ幅が最も大きいのは三菱東京UFJ銀行と三井住友信託銀行の1.4%で、最も小さい住信SBIネット銀行と新生銀行の0.7%(新生銀行は期間後に変動金利を選択した場合0.4%)とは0.7%の開きがある。
■35年固定金利も低下。今後の金利動向は予断を許さない!?
35年固定も各行が店頭金利を0.1%前後引き下げた。そのためランキングに大きな変動はなかったが、4月からの引き下げ幅が0.143%と大きかったソニー銀行が6位から3位に浮上。1位の新生銀行、2位の住信SBIネット銀行と、フラット35・都市銀行以外の“第3勢力”が上位を占めた。
10年固定や35年固定など、固定期間の長い金利が低下したのは、日銀が4月末に金融緩和策の強化を打ち出したことによるものだ。日銀の金融政策は通常、短期金利を対象としたもので、住宅ローンでは変動金利に直接影響する。だが、短期金利はほぼゼロ金利が続いており、これ以上の引き下げ余地はほとんどない。そのため景気回復の腰折れを防ぐ目的で、日銀が長期金利を意識した長期国債の買入額増額などを発表。狙い通りに長期金利が低下して住宅ローン金利も下がったという経緯だ。
ただ、今後の金利動向については予断を許さない。国会では消費税アップを含む抜本改革案が審議に入ったが、税率引き上げが難航すれば再び財政問題への懸念が広がり、長期金利が上昇するシナリオもあり得る。逆に消費税引き上げが決まれば駆け込み需要で一時的に景気が過熱し、やはり長期金利上昇につながる可能性も否定できないからだ。
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